ケージ(飼育容器)は市販されているタッパー(プラスチック容器)でかまいません。すのこ入りの容器があれば便利ですが、荒い目のネットでも構いません。蓋は使わず、通気性をよくするために、ふたの代わりに細かい目のネットと輪ゴムを使います。.
ケージ(飼育容器)の内部の底にすのこか荒い目のネットを敷きます。その上からシルクワームを入れます。水入れやエサ入れを作る必要はありません。
えさの人工飼料や桑はシルクワームの下に敷いても、上から軽くのせてもかまいません。ただし、上からのせる場合は、えさの重みで押しつぶされてしまわないように気をつけてください。
えさの量は大きさによって変わりますが、人工飼料の場合は、目安として次の通りです。
100匹の場合
SSサイズ 10g
Sサイズ 100g
Mサイズ 150g
Lサイズ 200g
LLサイズ 300g
を与えて、サイズに合わせて追加していきます。
桑の葉については
100匹の場合
SSサイズ 30g
Sサイズ 150g
Mサイズ 450g
Lサイズ 600g
LLサイズ 900g
を与えて、サイズに合わせて追加していきます。
フンは定期的に捨ててケージ(飼育容器)内を清潔に保ちましょう。フンが原因で菌が繁殖してしまい、病気になる恐れがあります。病気になってしまうと治す方法はありません。もし、数匹が死んでしまった場合には直ぐに取り除き、伝染しないようにします。
ケージ(飼育容器)の中が蒸れない様にするため、細かい目のネットでケージを覆い、輪ゴムをして蓋代わりにします。
直射日光の当たらない場所で、爬虫類専用の部屋などの湿度の高いところは、避けてください。
人の生活している部屋などが理想ですが、たばこの煙のない所にしてください。また、殺虫剤散布されていたり、ヘアスプレーの当たる場所も厳禁です。
※シルクワームは温度差に強く、低温でも簡単には死ぬ事はありませんが、成長させるには25℃~28℃位の温度で飼育する必要があります。また、ふんだんにえさを与え、病原菌に対する抵抗力をつけてあげることが大切です。高温の場合は湿度に気をつけてあげて、できるだけ乾燥していることが望ましいです。
フンの掃除をマメに心がけ、菌の発生を防いであげましょう。
繭をかけさせたいときは、一匹づつ、トイレットペーパーの芯などで、囲いを作ってあげることがポイントです。